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夜明けは必ずやってくる 【本音で建てる福山の工務店】

妹尾 泰州 自己紹介へ

最近、めっきり寒くなり、体調を崩している方が多いようですが、いかがお過ごしですか


消費税増税の騒動も落ち着きましたが、設計、インテリアコーディネイター、工事担当は業務に追われ、毎日忙しくしています、文句もいわず休み返上で頑張る姿には頭が下がります。

家を建てた後、長い人生の中 色々なことがおこりますが、このようなことがありました。

ある大工さんがいました。どこにでもいる普通のおじさんです。

大工さんは普通に仕事をして、子供をつくり、家を建てました。 職業は大工だけど、自分では建てずに中古住宅を購入しました。(意外に大工さんは自分の家には無頓着なものです。)

普通に暮らしていましたが、ある日、その大工さんはパーキンソン症候群になってしまい大工として仕事ができなくなりました。これは困ったものです。

すぐにその家族は生活に困り、奥さんが仕事に出るようになりました。

そのような状態が十数年続き、奥さんはずっと朝から晩まで仕事、バイトを3つ掛け持ちし、子供を学校に行かせ、家庭を支え、旦那さんの世話をし、頑張って住宅ローンを払っていました。

そんなある日、さらに困ったことがおこりました。

その旦那さんが、仕事ができなくなっただけでなく、変わった行動をするようになっていったのです。

同じことを何度も言う、奥さんの名前を間違う、どうもおかしい。

奥さんは旦那さんを医者につれて行くことにしました。

その結果、、、、、

アルツハイマーと診断されました。

「いつか旦那が治ってくれる、いつか 昔のような普通の生活が送れるようになるだろう。 

いつか・・・・・それまでは頑張ろう。」

その思いは完全に打ち砕かれました。

余談ですが、私 妹尾の叔父はアルツハイマーでした。

現在の医学でアルツハイマーの進行を防ぐことは不可能です。いってみれば、ある意味 、死刑宣告に近いものがあります。

アルツハイマーの一番残酷なところは決して良くはならいこと。叔父は発病後12年間 、徐々に徐々に症状は悪くなり、良くはならないまま鬼籍に入りました。

決して治ることはないアルツハイマー!

それでも、その奥さんは朝からホテルの配膳、昼はレストラン、夜は焼鳥屋さんで必死に働き、食事代や病院代を稼ぎ、その上 毎月6万5千円の住宅ローンを払い続けていました。

そんなところ、私は人づてにその話を聞きました。

住宅ローンには団体信用生命保険(団信と呼ばれる)というものがあります。

ローンを組んだ人が、死亡などの原因で支払いができなくなってしまった場合、代わりにそのローン残額を払ってくれる、そういう保険です。

当たり前ですが、死んでしまってはローンなんて支払えません。

また、死んでしまうようなほどの思い病気や事故による障害などでも保険金がおります。

住宅ローンがすべて返済されます。

さて、このアルツハイマーは高度障害とみなされ、生命保険がおりる場合があるのです。

ただ、保険といのうは自己申告で、保険会社からは勝手には払ってくれません。

こちらから払ってと言わないと出ないのです。

しかも 昔はアルツハイマーという概念がなかった為、保険屋もはっきり知らないし、この場合、奥さんもわかる訳がありません。

で、私はそのお話をしました。

その奥さんは早速 銀行へ行き、ご主人の病気について話しをしました。通常、こういった話しを持ち込むと、係の人からたらい回しにされてたり、あまり親切な対応はされないようです。

係の人の対応で本来おりるものがおりにくくなるようなこともあると聞きます。

しかし、この奥さんは運がありました。

担当してくれた銀行の窓口の女性が、お身内にアルツハイマーの方がいたのです。

同じ苦労を持つ女性は親身に対応してくれ、「必ずおりるように、私も協力しますね。」と答えてくれました。

結果、団信がおりることが決定され、住宅ローンは終わりました。

月々6万5千円

奥さんにとっては、肩の荷が一つ下りて、将来に希望の光が見える、そんな金額だったのではないでしょうか。

なんでもないことです。「アルツハイマーになった場合も高度障害と同じように生命保険がおりる。」

これだけのことを知っているか知らないかで、人生が変わることがあります。

(介護等級、そしゃく能力の有無など、細かいことはあります。)

もし、あなた様のお知り合いにだれかこの奥様のような立場の方がいたら・・・・・ぜひ教えてあげてください。

プロからいえば、当たり前のこと。

でも一般の方には知らない知識かもわかりません。

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